April 30, 2005 12:00 AM

第10回定例総会レポート(3)セミナーを見て(感想)

海外アーティストセミナーを見ての感想を、当日コンテストの審査員も勤めた中村太輔氏(imaii)が寄せてくださいましたので、紹介させていただきます。(みなさまも、JHCAの活動やイベントについてのご意見・ご感想をお寄せください。お待ちしております)

■期待通りのショックでした

今回の海外アーティストの仕事は一言で言うと、 『期待通りのショック』 でした。
例えが浮かばないのですが、日本のカラー事情を考えると2つも3つも上のクラスの仕事を見せてもらったように感じました。
JHCAを始め日本のカラー業界は10年かけて『カラリングをする土台を作り上げてきました』
それは、予想した色を髪で出す(思い通りの色を出す)といった事や、
いかに髪を痛ませないでカラリングをする事、
カラリングをどのようにお客様にお勧めするか? など。
そして、10年たった今、やっとヘアカラーをしている人が偏見の目(不良、だらしない)で見られない世の中になってきた・・・。
言い換えれば、『カラリングをするのは当たり前』といった土台が出来上がってきたといえると思います。
土台ができ始めた今、人々が次に求めるのは『私らしい、私だけのカラリング』です。
(PERSONAL とか indive)
カラーコーディネイトを始め、「なりたい、見られたい」イメージを表現するためのカラリングがこれからはきっと注目されることでしょう。
前置きが長くなりましたが、
十人十色の個性や特徴(チャームポイント)を活かし、「なりたい、見られたい」イメージを表現するためのカラリングを実現するためには『遊び』が必要になります。
セオリーやマニュアルといったものでは、とても十人十色は表現できません。
今回の JHCA海外アーティストセミナー では、まずそのセオリーやマニュアルを踏まえたうえで、もう一歩飛び越えた 『遊び』 の入ったカラリングが見られた気がしました。
さらに驚きなのが、その 『遊び』 ですら理論化し、構築されたプロセスに組まれていること!!
気付いてしまって驚愕でした。(笑)
セミナーを見ているとテクニックや使用した薬剤に目が行ってしまいがちになりやすいですが、言葉の端々の裏側に見え隠れするヘアカラーの歴史の差というものをまじまじと感じさせられるセミナーでした。
『レッドカーペット』からインスピレーションを受けキーワードや過去のスタイルなどからイマジネーションをわかせ カラーでデザインする・・・。
まさに カラリストディレクション!!
DIRECTIONの意味違いですが、 カラリストという職業の今後の方向性もしっかり示していた気がします。
これからは 『やっぱりカラリストが必要なんだ!!』 そう改めて感じるセミナーであったとも思います。

投稿者:JHCA:Apr月30日(Sat)